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■国際グリム賞


【1989年 第2回 国際グリム賞受賞者】

ヨーテ・クリングベリ博士

Dr.GÖte Klingberg
ヨーテ・クリングベリ博士


経歴

1918年      生
1937〜1945年 ルンド大学に学ぶ。
1965年      ウプサラ大学にて博士号(教育学)を取得。
          博士論文は「スウェーデン児童文学1951〜1839
          −歴史的・書誌学的概説」であった。
          ヨーテボリィ師範学校(のちにヨーテボリィ大学)に勤務。
1972〜1974年 国際児童文学学会(IRSCL)副会長
1974〜1978年 国際児童文学学会(IRSCL)会長
1986年      ルンド大学教育学部教授




主な著作】

『スウェーデン児童文学1951〜1839−歴史的・書誌学的概説』1964年
『スウェーデン児童文学年表』1967年
『子どものための空想物語−文学的・教育的研究からみたジャンル研究』1970年
『学校における文学利用の規定目標−経験主義的分析』2巻 1971年
『スウェーデンにおけるドイツ児童文学−児童文学の地域的広がりに関する研究へ向けて』1973年
『子どもの本の翻訳−方法論的試論』1974年
『児童文学における不思議な世界』1980年
『自国の児童文学目録作成の指導原理』1982年
『文化政策、学校教育、研究における児童文化』1986年
『翻訳者に牛耳られている子どもの本』1986年
『スウェーデン児童文学 1840〜1889−解題目録』3巻 1988年



【贈呈理由】

ヨーテ・クリングベリ博士は、書誌学に基礎をおいた児童文学史研究に力を注がれ、16世紀末から19世紀にいたる
スウェーデン児童文学の歩みを資料の裏付けと正確な検証によってまとめあげられました。
その成果は『スウェーデン児童文学1591〜1839−歴史的・書誌学的概観』(1964)及び
『スウェーデン児童文学1840〜89−解題目録』として発表され、高い評価を得ております。

またこの歴史的・書誌学的研究をはじめとするこれまでの研究活動の中で
児童文学研究の理論と方法を確立され、科学的な児童文学研究の基盤をつくりあげられた
功績はきわめて大きく、国際的にも注目されているところであります。

また博士は児童文学の翻訳・翻案の問題や、外国作品の自国への受容の問題にも取り組まれ、
国際児童文学学会の第3回シンポジウム「児童書の翻訳−その現状と問題」のまとめ役を務めたほか、
数点の著作によって研究成果を発表し、問題を提起されています。

そのほか博士は文学教育の理論と方法についても論究を探められ、
研究プロジェクトの成果を英文で発表するなど、文学教育の国際的振興にも尽力されております。

なお国際児童文学学会の初代副会長、および第2代会長を務めるなど、
児童文学研究の国際的振興にも力を注がれておられます。

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