子どもの本と文化を、子どもの未来のために―
  

大阪国際児童文学振興財団
交通案内 メールマガジン よくあるご質問 サイトマップ
表彰・コンクール

■国際グリム賞


【1993年 第4回 国際グリム賞受賞者】

鳥越 信教授

Prof.Shin Torigoe
鳥越 信教授


経歴

1929年      生
1953年      早稲田大学第一文学部国語国文学科卒業。
1953〜1957年 岩波書店編集部(児童書部門担当)。
1960〜1983年 早稲田大学教育学部講師、助教授、教授を歴任。
1976年      「日本児童文学史年表1・2」で第16回日本児童文学者協会賞、
          翌年第1回日本児童文学学会賞、毎日出版文化特別賞を受賞。
1979年      蔵書の児童文学関係資料12万点を大阪府に寄贈。
          翌年から国際児童文学館設立発起人となる。
1982年      「校定新美南吉全集」で第5回日本児童文学学会賞、
          赤い鳥文学特別賞を受賞。
1983〜1991年 財団法人大阪国際児童文学館総括専門員。




主な著作】

『日本児童文学入門』 1962年
『児童文学と文学教育』 1965年
『日本児童文学史研究1・2』 1971、1976年
『子どもと文化・子どもと文学』 1973年
『講座日本児童文学』 10巻 共編 1973年〜77年
『日本児童文学史年表1・2』 1975、1977年
『戦後児童文学への証言1・2』 1978年
『日本児童文学大系』 30巻 共編 1978年
『復刻絵本・絵ばなし集』 33冊 共編 1978年
『校定新美南吉全集』 12巻・別巻 共編 1980年
『桃太郎の運命』 1983年
『世界名作の子ども像』 1983年
『日本児童文学大事典』 3巻 共編 1993年



【贈呈理由】

鳥越 信氏は1950年代のはじめから、児童文学の研究に専念し、多くの業績と功績を残しています。

まず、これまで、ともすると印象批評にとどまった研究に対し、ひろく文献や資料を駆使し、
テキスト批判は勿論、書誌学的方法によって新しい分野を開拓したことでも知られています。
「日本児童文学史年表」のほか、編者として、「校定新美南吉全集」や
本年度完成した「日本児童文学大事典」など、画期的な成果といえるでしょう。

また、その過程に於いて精力的に、文献・資料の蒐集が続けられ、
それは、「鳥越コレクション」と呼ばれるに至りました。
後に、この膨大な貴重な資料は、大阪国際児童文学館の設立の契機となり、
現在収蔵資料の中核となっています。

このように氏は、児童文学理論の確立など研究者・学者としての活動だけでなく、
大阪国際児童文学館の総括専門員として、国内に限らず、世界的な文学運動を実践し、
また、読書指導や文学教育にも啓蒙的な役割を果たして、児童文学の社会的な向上、発展に力を尽しました。

以上、鳥越氏の功績の一端をあげたに過ぎませんが、当然、国際的にも高く評価され、
日本を代表する児童文学者として認められているのは言うまでもないところです。

←戻る





HOME
当財団について
資料の検索
イベント
研究・出版
表彰・コンクール
   国際グリム賞
   ニッサン童話と絵本のグランプリ
読書活動推進事業
リンク


ほんナビきっず

寄付金のお願い
寄贈のお願い
参加申込

購入申込
アンケート

サイト内検索

本の海大冒険

子どもの本いま・むかし

おはなし会データベース

ニッサン童話と絵本のグランプリ

日本の子どもの本100選



 一般財団法人
 大阪国際児童文学振興財団

 〒577-0011
  東大阪市荒本北1-2-1
  大阪府立中央図書館内
   TEL : 06-6744-0581
   FAX : 06-6744-0582
   メールアドレス


 財団概要財団概要  個人情報保護個人情報保護方針  採用情報採用情報  お問い合わせお問い合わせ

Copyright (C) 一般財団法人大阪国際児童文学振興財団 All rights reserved. 
No reproduction or republication without written permission.