子どもの本と文化を、子どもの未来のために―
  

大阪国際児童文学振興財団
交通案内 メールマガジン よくあるご質問 サイトマップ
表彰・コンクール

■国際グリム賞


【1997年 第6回 国際グリム賞受賞者】

テオドール・ブリュッゲマン博士

Dr.Theodor BrÜggemann
テオドール・ブリュッゲマン博士


経歴

1921年      3月15日生
1940〜1947年 ミュンスター、ゲッティンゲン、エムスデッテン各大学の学ぶ。
1941〜45年   兵役。
1954年      ミュンスター大学で博士号取得。
          博士論文は『W.B.イェーツの詩的象徴におけるキリスト教的要素」
          であった。
1961年      ケルン教育単科大学に勤務。
1970年      ケルン教育単科大学教授に昇格。専門分野は児童文学。
(1980年     ケルン大学に統合)
1975年      児童文学史の共同研究プロジェクトを開始。
1985年      ケルン大学に児童文学研究所を創設、運営。
1986年      退職
1995年      ブリュッゲマン・コレクションをトゥロイスドルフ市立絵本博物館に寄贈。




主な著作】

『シリーズ児童文学国際調査 全8巻』 共編 1970年〜1973年
『児童文学 1698年〜1950年 ブリュッゲマン・コレクション目録』1975年
『児童文学ハンドブック 1750年〜1800年』共編 1982年
『児童文学 1498年−1950年 ブリュッゲマン・コレクション 解題目録』 1985年
『児童文学ハンドブック 印刷の始まりから1570年まで』 共編 1987年
『児童文学ハンドブック 1570年から1750年』 共編 1991年
『児童文学 1498年−1950年 テオドール・ブリュッゲマン・コレクション解題目録 第2巻』 1996年



【贈呈理由】

テオドール・ブリュッゲマン博士は、ドイツ児童文学の歴史研究のパイオニアとして、
文献学に基礎をおいた歴史的な子どもの本の研究に力を注がれてきました。

また、博士は歴史的児童書の収集家として有名であり、
コレクションをまとめた『児童文学1498−1950 解題目録』は、
児童文学研究にとって数少ない貴重な資料と高い評価を得ています。

さらに、博士はケルン教育単科大学(のちにケルン大学に統合)に児童文学の講座を開設し、
若い研究者を組織して、子どもの本の歴史的変遷をたどる共同研究に尽力されました。
その成果は博士が編集出版された『児童文学ハンドブック』(全4巻)に結実しており、
社会文化史を視野に入れた歴史資料の文献学的記述には、
子どもの本の歴史研究の理論と方法が示されています。

このハンドブックは、国内外の歴史研究者に15世紀半ばから19世紀までの4世紀にわたる
子どもの本の歴史的変遷を一望する豊富な資料を提供し、児童文学研究の振興に大きく寄与するものとして、
国際的に高い評価を受けています。

←戻る





HOME
当財団について
資料の検索
イベント
研究・出版
表彰・コンクール
   国際グリム賞
   ニッサン童話と絵本のグランプリ
読書活動推進事業
リンク


ほんナビきっず

寄付金のお願い
寄贈のお願い
参加申込

購入申込
アンケート

サイト内検索

本の海大冒険

子どもの本いま・むかし

おはなし会データベース

ニッサン童話と絵本のグランプリ

日本の子どもの本100選



 一般財団法人
 大阪国際児童文学振興財団

 〒577-0011
  東大阪市荒本北1-2-1
  大阪府立中央図書館内
   TEL : 06-6744-0581
   FAX : 06-6744-0582
   メールアドレス


 財団概要財団概要  個人情報保護個人情報保護方針  採用情報採用情報  お問い合わせお問い合わせ

Copyright (C) 一般財団法人大阪国際児童文学振興財団 All rights reserved. 
No reproduction or republication without written permission.