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■国際グリム賞


【1999年 第7回 国際グリム賞受賞者】

ジャック・ザイプス博士

Dr.Jack Zipes
ジャック・ザイプス博士


経歴

1937年      6月7日生
1960年      コロンビア大学英文学・比較文学修士課程修了
1965年      コロンビア大学で博士号を取得。
          博士論文は「大いなる拒絶−ドイツ文学・アメリカ文学における
          ロマンティック・ヒーローの研究」であった。
1966〜1967年 ミュンヘン大学でアメリカ文学を講じる。
1967〜1972年 ニューヨーク大学ドイツ文学・比較文学科助教授。
1972〜1986年 ウィスコンシン・ミルウォーキー大学ドイツ文学・
          比較文学科助教授および教授。
1986〜1989年 フロリダ大学ドイツ語学文学・スラブ語学文学科教授。
1986年〜現在 ミネソタ大学ドイツ語学文学学科教授。




主な著作】

『大いなる拒絶−ドイツ文学・アメリカ文学におけるロマンティックヒーローの研究』 1970年
『子どものための政治劇』 1976年
『魔法の呪文を解く-民話およびおとぎ話に関するラディカルな理論』 1979年
『おとぎ話と転覆の芸術−子どものための古典的ジャンルと文明化過程』 1983年
『赤頭巾ちゃんは森を抜けて−社会文化学からみた再話の変遷』1983年 (邦訳:阿吽社 1990年)
『グリム兄弟−魔法の森から現代の世界へ』 1986年(邦訳:筑 摩書房 1991年)
『おとぎ話が神話になるとき』 1993年(邦訳:紀伊国屋手店 1999年)



【贈呈理由】

ジャック・ザイプス博士はグリム童話やペロー童話をはじめとするおとぎ話が欧米社会の文明化や、
子どもたちの教化・社会化に果たした役割を社会文化史的な観点から解釈し、
革新的な理論を展開しておとぎ話研究に新たな一石を投じられました。
その理論は児童文学研究のみならず、文化研究、メディア研究、ジェンダー研究に多大な示唆を与えています。

著作は英語圏だけでなく、ドイツ語、フランス語、スウェーデン語、スペイン語、日本語に翻訳出版されています。
また、博士は諸国で広く講演を行い、世界的にも著名で、博士の研究活動の影響の大きさ、広さ、深さが窺えます。

さらに、児童文学批評誌「LION AND UNICORN」(ライオンとユニコーン)の編集者として長年活動し、
児童文学、児童劇の研究者として、またストーリーテラーとしても活躍されています。

以上の全業績によって、児童文学研究の振興に大きく寄与するものとして、国際的に高い評価を受けています。

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