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表彰・コンクール |
■国際グリム賞
【2011年 第13回 国際グリム賞受賞者】
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Professor Jiang Feng
蒋 風 教授
【経歴】
1925年中国生まれ。中国・浙江師範大学名誉教授。
1952年から浙江師範大学で教鞭をとり、1979年には中国で初めて児童文学研究で修士号を付与できる大学院を同大学内に創設、中国児童文学史や世界の児童文学に関する研究書を多数執筆。また、アジア児童文学大会等の国際大会で活躍している。
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【主な著作】
・単著 『児童文学概論』(1982)湖南少年出版社
『中国現代児童文学史』(1987) 河北少年出版社
『中国当代児童文学史』(1991)河北少年出版社
『中国児童文学史』(1998)共著 安徽教育出版社
『玩具史論』(1992) 希望出版社
『中国児童文学発展史』(2007) 少年児童出版社
・編著・共著
『世界児童文学事典』(1992)希望出版社
【贈呈理由】
中国・浙江師範大学名誉教授である蒋風氏は、長年にわたり中国における児童文学研究の基盤を作り、児童文学研究の発展と向上に多大な貢献をしてきた。同時に、中国国内にとどまらずアジア地域における児童文学研究の中心的存在として幅広く活躍している。
教授は1952年から浙江師範大学で教鞭をとり、児童文学研究のパイオニアとして研究を始めるとともに、児童文学研究者の育成にも力を注ぎ、1979年には中国で初めて児童文学研究で修士号を付与できる大学院を同大学内に創設、以降、多くの研究者や編集者を輩出することとなった。
著書も数多く出版している。『児童文学概論』(1982)は中国における児童文学研究の初期の理論的かつ実践的入門書として現在も版を重ね、1988年に第一回中国児童文学研究賞を受賞した。また、1950年代後半から中国児童文学の通史をまとめる活動を意識的に進め、『中国現代児童文学史』(1987)『中国当代児童文学史』(1991)、『中国児童文学発展史』(2007)を出版している。加えて『世界児童文学事典』(1992)を出版し、世界的視野で中国児童文学を位置づけた。
さらに、第10回アジア児童文学大会(2010.10)の浙江師範大学での開催に大きな役割を果たすとともに、アジア各地で開催されたアジア児童文学大会や日中児童文学シンポジウム(1985年)など国際的な大会を通じて、中国の児童文学を積極的に国外へ発信してきた。
以上のような業績により、児童文学研究の国際的振興に寄与した蒋風教授に、国際グリム賞を贈呈するものである。
【贈呈式・記念講演会】
2011年12月11日(日) 大阪国際交流センター
記念講演会「明日の夢へ向かって −中国児童文学の過去・現在・未来」
聞き手:成實朋子(大阪教育大学准教授)
聞き手:三宅興子(財団法人大阪国際児童文学館理事長)
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国際グリム賞 |
ニッサン童話と絵本のグランプリ |
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