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表彰・コンクール |
■国際グリム賞
【2017年 第16回 国際グリム賞受賞者】
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Dr.Roberta Seelinger Trites
ロバータ・シ―リンガー・トライツ 博士
【略歴】
アメリカ合衆国。
1991年に米国ベイラー大学で作家マーク・トウェインの研究で博士号を取得。
1991年からイリノイ州立大学文学部で教鞭をとり、2013年からは特に優れた教授という意味のDistinguished Professor(特別教授)である。
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【主な著作】
『ねむり姫がめざめるとき フェミニズム理論で児童文学を読む』
吉田純子・川端有子/監訳 阿吽社 2002年7月 *原書は1997年刊
『宇宙をかきみだす 思春期文学を読みとく』
吉田純子/監訳 人文書院 2007年3月 *原書は2000年
『トウェインとオルコット、そして思春期向け改革小説の誕生』 2007年
『羅針盤となる物語:女性の人生を導くストーリーの数々』 Betsy Hearneとの共編 2009年
『思春期文学における成長の文学概念化 : 思春期文学におけるメタファーと認知』 2014年
*出版社の表記がないものは未邦訳
【贈呈理由】
ロバータ・シーリンガー・トライツ博士は、国際的な児童文学、特に思春期文学の優れた研究者であり、米国・イリノイ州立大学の特別教授である。
主要著書には『ねむり姫がめざめるとき フェミニズム理論で児童文学を読む』(1997)、『宇宙をかきみだす 思春期文学を読みとく』(2000)、『思春期文学における成長の文学概念化:思春期文学におけるメタファーと認知』(2014)などがあり、思春期文学研究、ジェンダー研究、歴史的視野からの文学研究を理論的なアプローチによって行い、児童文学研究の分野を開拓してきた。特に、前2冊は邦訳されており、『ねむり姫がめざめるとき』は中国語にも訳されている。『ねむり姫がめざめるとき』はアメリカ児童文学協会の選定図書に指定され、『宇宙をかきみだす』はアメリカ児童文学協会の図書賞を受賞している。
また、2000年〜2004年にはアメリカ児童文学協会の機関誌「季刊児童文学協会誌」の編集長を務め、2008年にはアメリカ児童文学学会の研究大会も開催し、2006年〜2007年には会長を務めた。加えて、イリノイ州立大学では多くの博士課程の学生を指導し続けている。このように、組織的にも研究者の育成という意味でも国際的に貢献している。
創作指導、書評活動など、子どもの本の普及についても力を入れており、児童文学に関わる多方面の活動は、国際グリム賞にふさわしい研究者と言うことができる。
【贈呈式・記念講演会】
2017年10月1日(日) 國民會館 武藤記念ホール
記念講演会「児童文学をよむ−ジェンダー、パワー、ケアの倫理の視点から」
Gender, Power, and the Ethics of Care in Literature for the Young
通訳:松下宏子(関西大学ほか非常勤講師)
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国際グリム賞 |
ニッサン童話と絵本のグランプリ |
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一般財団法人
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